コロナ 抗体検査 外出禁止解除
■抗体検査とは、そもそも何?
- 直接法 … 目的タンパク質を固層化、酵素標識した目的タンパク質に対する抗体を反応させ、洗浄後に残った酵素活性を検出する方法
- 間接法 … 目的タンパク質を固層化、目的タンパク質に対する抗体を投入、その抗体に対する酵素標識抗体を反応させ、洗浄後に残った酵素活性を検出する方法
- サンドイッチ法 … 目的タンパク質に対する抗体を固層化、目的タンパク質を反応させ、更に、酵素標識した別の抗体を反応させ、洗浄後に残った酵素活性を検出する方法
- 競合法 … 目的タンパク質に対する抗体を固層化、目的タンパク質と酵素標識抗原を同時に反応させ、洗浄後に残った酵素活性を検出する方法
■抗体検査を広く行うのはなぜ?どんなメリットがある?
体温計不足 そもそも体温計って?
■体温計の種類には何があるか?
■電子体温計で温度が測れるのはなぜか?
- サーミスタという半導体素子は、温度の上昇に従い、緩やかに抵抗が減少する性質がある
- オームの法則 電圧=電流×抵抗なので、電圧一定のもとで、その温度での電流の値を測定することで、抵抗の値を計算でき、その抵抗の値から対応する温度がわかる
- この時、実測式の体温計は、サーミスタの温度変化がほぼ無くなる(体温計の先端が体温と同じ温度になる)まで待つため、測温に時間がかかる。一方、予測式は、温度上昇のスピードから、何度に達するか予測した結果を示すので、測温に時間はかからない
■ところで、半導体素子、サーミスタって何者?
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そもそも、物質には、電気を通す導体(主に金属)と、電気を通さない絶縁体(ゴムとか)と、その中間的な抵抗を示す半導体(炭素、ゲルマニウム、シリコン等)の3種類がある
- サーミスタは半導体であり、具体的には、ニッケル、マンガン、コバルト、鉄といった金属の酸化物を焼結したもの
- サーミスタにはNTC(Negative Temperature Coefficient Thermistor)と、PTC(Positive)、CTR(Critical)の3つのタイプがあり、温度計に使われるのはNTCタイプ(温度の上昇に従い、緩やかに抵抗が減少する性質) ※ヒューズに使われるのはPTCタイプ(ある温度を超えると、急に抵抗が増える性質)
アルコール消毒のメカニズム、原理
■アルコールで消毒(ウイルス・細菌を除去)できるのはなぜか?
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ウイルスや細菌の中には外側の殻(エンベロープ)を持っていて、溶かして、中身を溶出させるから。この効果は、アルコールの濃度70%くらいが最も高く、それより低くても高くても良くない
- 外側の殻(エンベロープ)を溶かせるのはなぜか?ウイルスや細菌の外側の殻(細胞膜)は、脂質やたんぱく質でできていて、これがアルコールに溶けるから
- 逆に、外側の殻(エンベロープ)を持たないウイルスには、アルコール消毒は原理的に効かない→例えば、アデノウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス
■消毒用アルコールって何?
- エタノール(C2H5OH)、または、IPA(イソプロピルアルコール(CH3CH(OH)CH3))
- エタノールはお酒に含まれるアルコールと同じ、飲めるが、イソプロピルアルコールは飲めない
- そのため、エタノール消毒には酒税が掛かり、【税金の分だけ】エタノール消毒液は、IPA消毒液より高い。IPAよりもエタノールの方が効果が高いから、値段も高い訳ではない点に注意(効果はほぼ同じ)
■消毒用アルコールはどうやって作られるのか?
原油安止まらない 貯蔵限界
■そもそも原油の価格って?
- WTI (West Texas Intermediate)というアメリカの代表的な石油の先物商品の価格
- WTIは、西テキサス地方の中質原油のことで、この原油は含んでいる硫黄が少なく、軽質なため、ガソリンや軽油が多く採れるので、原油価格の代表的な指標として用いられている
- 1月は60$/バレルくらいあったが、今は20$/バレル近辺
■なぜ安くなっているのか?
- 新型コロナウイルス影響で、需要がない、供給過剰という市場判断
- OPEC+が4月に協調減産で合意、供給減らすも、それ以上に需要が減っている
- どれくらい過剰かというと、1000万バレル/日くらい、原油はあまり続けていて、このペースだと2020年の半ばには貯蔵が限界に達する
■バレルって何?どの国がどれくらい供給している?
- バレルはヤード、ポンド法における体積を表す単位。1バレルは159L、42米ガロンくらい
- 1日当たりの原油生産量は
1位 アメリカ 1500万バレル
2位 サウジアラビア 1230万バレル
3位 ロシア 1100万バレル
4位 カナダ 500万バレル
5位 イラン 470万バレル
※BP Statistical Review of World Energy 2019
- OPEC+の減産合意とは、↑の総量から970万バレル分を、各国に振り分けて減産するという合意
政府景気判断「悪化」とは?
■政府景気判断とは?
- 毎月出している景気についての政府の公式見解(月例経済報告)
- 輸出、生産等の個別項目と、景気全体を見渡す景気判断の2つからなる
- 機械的に算出可能な景気動向指数と異なり裁量の余地があり、客観性に欠けるという批判もある
■景気動向指数とは?
- DI (Diffusion Indexes)とCI(Composite Indexes)の2種類がある
- DIとCIのそれぞれについて、先行指数、一致指数、遅行指数の3種類の採用系列がある
- この景気動向指数は内閣府から毎月発表され、かつてはDIの発表だったが、1984年8月からCIが参考にされ、2008年4月からはCIも組み入れ、それ移行は両方で景気判断されるようになった
■DIについて
- DI → 景気の拡大を示している指標の割合を示したもの
- DI = (プラスの数+保ち合いの数×1/2)÷採用系列数×100
- 50%以上なら景気良い 50%以下なら景気悪い
■CIについて
- 景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す
- CI = (前回のCI × (200+合成変化率))÷(200-合成変化率)
- 合成変化率=対称変化率のトレンドの平均+四分位範囲の平均×基準化変化率の平均
- 対称変化率は採用系列についての前月からの変化率
- 基準化変化率=(外れ値処理後の対称変化率-対称変化率のトレンド)÷四分位範囲
- 上昇している時が景気の拡大局面、低下していると後退局面