政府景気判断「悪化」とは?
■政府景気判断とは?
- 毎月出している景気についての政府の公式見解(月例経済報告)
- 輸出、生産等の個別項目と、景気全体を見渡す景気判断の2つからなる
- 機械的に算出可能な景気動向指数と異なり裁量の余地があり、客観性に欠けるという批判もある
■景気動向指数とは?
- DI (Diffusion Indexes)とCI(Composite Indexes)の2種類がある
- DIとCIのそれぞれについて、先行指数、一致指数、遅行指数の3種類の採用系列がある
- この景気動向指数は内閣府から毎月発表され、かつてはDIの発表だったが、1984年8月からCIが参考にされ、2008年4月からはCIも組み入れ、それ移行は両方で景気判断されるようになった
■DIについて
- DI → 景気の拡大を示している指標の割合を示したもの
- DI = (プラスの数+保ち合いの数×1/2)÷採用系列数×100
- 50%以上なら景気良い 50%以下なら景気悪い
■CIについて
- 景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す
- CI = (前回のCI × (200+合成変化率))÷(200-合成変化率)
- 合成変化率=対称変化率のトレンドの平均+四分位範囲の平均×基準化変化率の平均
- 対称変化率は採用系列についての前月からの変化率
- 基準化変化率=(外れ値処理後の対称変化率-対称変化率のトレンド)÷四分位範囲
- 上昇している時が景気の拡大局面、低下していると後退局面